シルク製品に挑戦する理由

人生・仕事を考え直したきっかけ

新型コロナの蔓延時に、自身の人生や仕事を見つめ直す時間ができました。

その時に、考えたことは...
「子どもに誇れる仕事をしているだろうか」
「ルーツである日本のために何かできることはないだろうか」
ということでした。

ファッションの仕事を通してシルクの可能性を知る

元々、ファッションの仕事をしていたこともあり、原料や生地を作っている方々との接点は多くありました。

そこで知ったのがシルク産業の現状と可能性です。

シルク産業の現状

戦前は日本は世界一のシルク大国でした。
200万件もあったシルク農家は、
200件までに減少。

補助金によって賄われている部分が多く、
国内の産業として縮小しているのが実情でした。

シルクの可能性

ただ、シルクは多くの可能性を秘めていることも同時にわかりました。
ケミカルな素材に比べ、生産過程や廃棄のプロセスの中で環境への負担は少ない。

また、繊維として衣料品に活用されるだけではなく、
今回のようなサプリメントや医療分野、化粧品にも転用が効く。
他にも、防腐剤として使用することでフードロスにも貢献できる。

取り組み

そんな素晴らしい"シルク"の可能性に魅了され
会社を独立し、養蚕業を行いながら研究・商品開発を行っています。

この活動を通して、当初考えていた

「子どもが未来も生きることができる環境を維持する・守る」
「日本の産業を復興する」

ということを実現していければと考えています。